建築家の建築作品集・Webオープンハウス-工事監理〜竣工写真編

建築家・今野暁史の建築作品集です。
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綺麗な見た目の金物工法〜上棟はむしろ始まり
HouseinFuniture建方

House in Funitureが無事上棟しました。
設計監理の際、出来るだけ上棟のタイミングで現場に立ち会うようにしているのですが、今回はソレが出来ませんでした・・・

HouseinFunitureウィンチ

それというのも今回は周辺環境等の理由で道路使用許可が下りず、狭小地にもかかわらずクレーンを使えなかったんですね。

HouseinFunitureウィンチ

そこでこのフレームに取り付けるウィンチを利用してほぼ人力で建て方をする事になりました。
その為、通常一日で終わらせる建て方を二日に別けて作業を行うことになったのです。

初日の午後に現場に確認に来たのですが・・・
その日はもう作業を終了したところで、作業風景を見ることができませんでした。
どうやら暑すぎて早めに切り上げたとか・・・
それはそうですよね。ウィンチを使ったとはいえ普通の建て方より数倍体力使いますよね。
特に今回はLVL(単板積層材)という高強度の材料を一部使っているのですが、それが特に重かったようです。
そういった作業風景を確認したかったのに残念です。

HouseinFuniture金物

今回は金物を使った躯体を採用しています。
オーバーハングという1階より2階がせり出した構造で、不自然な力が加わりやすい事から信頼性の高い金物工法としました。

HouseinFunitureピン

先ほどの写真の金物が柱と針に取り付きドリフトピン(写真の丸いポチポチ)という金物で栓をされ粘りの有る接合部となります。
従来の工法ですと柱に欠き込みが多くそこが弱点になりますが、そういった”仕口”の弱点を補う工法です。
それにしても、綺麗な仕上がりです。
金物が柱・梁の中に隠れるので現しにしてもいい感じです。
今回は、防耐火の面から壁や天井の中に隠れてしまいますが、もったいないですよね。

HouseinFunitureオーバーハング

オーバーハング部の梁の様子です。
高さ制限が厳しく、1階の天井の高さをあまり確保できなかった為、梁の本数を増やして梁の大きさを抑えています。
コレだけの数の大きい梁があれば安心ですね。

HouseinFuniture上棟

後日、残りの躯体を確認しました。
最近は建て方と同時に床の合板を張っていくことが多く設計者としてはとても助かります。

HouseinFuniture上棟

2階からの眺めは想像して図面に反映していますが、実際に見れるのはこのときが初。
キッチンやダイニング等いろいろな視点からの眺めを確認します。

HouseinFuniture柱材種 HouseinFuniture土台材種

いつもはそれほど注意しませんが、今回躯体の樹種や産地について細かい要望を出していたので、材種が間違っていないか確認です。
特に土台部分は、最終段階で工場の図面が間違っていたので少し心配してましたが、問題なかったです。
ちなみに土台の樹種は米ヒバを指定していて、ラベルには「アラスカイエローシダー」とあります。
シダーはヒマラヤスギの事ですが、それにイエローがつくと米ヒバになります。
英語名だとパッとわからないですよね。
しかし、さらに難しいのが米ヒバという名前ですが実はヒノキ科の木なのです。
ほんと間際らしい(笑)
米ヒバはヒバと同じようなヒノキチオールを多く含んでいて、これが白蟻に高い効果を発揮します。
そしてもうひとつ間際らわしいのが、このヒノキチオールという成分は国産のヒノキにはあまり含まれていないんです・・・
もう訳解りませんよね(笑)

上棟後、別日にお施主さんと大工さん、監督と一緒に簡易的な上棟式を行いました。
建物の完成を祈って四隅に塩とお酒を撒きました。
昔は、躯体を手で刻んで建てていたので、「上棟」が一大イベントでした。
しかし、昨今は工場でプレカットして運ばれてきたものを組み立てるだけなのでまだまだ大工さんの仕事は終わりません。
ようやくスタートラインに立ったという感じですね。
これから現場が忙しくなります。

完成に向けて再度集中です!

そう、この後1週間ぐらい雨が降り続けましたが、工務店の方が床合板に撥水材を塗布していたので大きな問題はなかったですね。
他の現場ではここまで気の利く対応は見たことがありませんね〜。安心です。

| House in Funiture | 09:07 | comments(0) | trackbacks(0)
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