建築家の建築作品集・Webオープンハウス-工事監理〜竣工写真編

建築家・今野暁史の建築作品集です。
現場監理から竣工まで建築家目線で現場をレポートしていきます。
※こちらのブログではHPのコンテンツの一部として工事現場の写真や竣工写真を紹介しています。
建築家のプロフィールや建築相談はHPよりご確認ください。
IKEAのキッチン&支給品工事
HouseinFuniture吹き抜け

大工工事がほぼ終わりました。
内装等の仕様決めの最終段階です。

HouseinFunitureキッチン

キッチンと洗面化粧台をIKEAで購入取り付けています。
今回はIKEAの施工になれている専属の業者さんに組み立て据付をお願いしていますが、全体の工程の中で調整する工務店としてはやはり進めづらいようですね。
キッチン据付業者の工事の入りたいタイミングと、工務店の工事に入ってもらいたいタイミングが微妙に噛み合わなかったため、洗面所の据付は工務店が行う形になってしまいました。
何度かIKEAのキッチン等を採用してきましたが、スムーズになかなかできませんね。

HouseinFunitureモール

その他、支給品が多々あるのですが、調整が難しいですね。
そんな中、工務店の方には非常によく対応してもらっています。
「このドアハンドルが使えるケースロック(ドアの機構部分)を探してほしい」とか、「○○を届けるので、搬入を手伝ってほしい」等。
本来、工事に組み込まれている場合はある程度諸経費が上乗せされ、そういった手間が見込まれているのですが、支給品という事で工事から除外するとそういった経費が曖昧になり、トラブルの原因になりますね。
経費を別項目で計上するのが理想ですが、それでは工事費を抑えたいお施主さんの意向に必ずしも沿うとは限りません。

重要なのは、そういった頼みごとが本来は費用が必要な事を”お願いしている”という認識があるかどうか。 当たり前のようになんでも任せてしまわない事が重要ですね。
と、頭ではわかっていてもいろいろ頼ってしまいますね(笑)

HouseinFuniture北欧家具

支給のアンティーク家具を寝室の収納として備え付けます。

HouseinFunitureスイッチ

スイッチやコンセント部分も決定し、壁に穴が空けられています、
このスイッチプレートも支給予定のため調整がややこしくなっています。

HouseinFunitureフロアコンセント

フロアコンセント部分はフローリングを加工して作っています。
少し作る手順が複雑な為、現場泣かせです。。。

HouseinFuniture階段

階段の施工中。
フローリングを段板に加工してもらっています。

HouseinFuniture外観

この日は曇っていたから?いつもよりよく外観が見えました。
まもなく、足場が外れる予定です。
はやく、全体を見たいですね。

しかし、本当に監督さんにはよく対応してもらっています。
感謝感謝です。

| House in Funiture | 14:31 | comments(0) | trackbacks(0)
石積みの階段〜アプローチガーデン
HokuouHouse外構

しばらく中断していたHokuou Houseの外構工事がスタートしました。
メインとなるのは玄関扉の前の鉄平石の階段。
外構やさんが長野までとりに行っていただきました。

こういった自然のものは私が図面やスケッチに書いて伝えるのも限界があって難しいですね。

HokuouHouse外構

最終的には外構やさんの感性にまかせて施工をお願いしてます。
本当は現場に張り付いて指示&チェックが出来ればいいのですが、石積みの施工は時間がかかるのでその間ずっと見ていることも出来ず・・・

毎日お施主さんから報告の写真が届くのを楽しみにしていました。

HokuouHouse外構

そして最近送られてきた写真がこちら。
なかなかいい雰囲気です。
私は庭に力を入れるよりも玄関のアプローチが素敵なほうが好きです。
疲れて帰宅した時の安堵感。
ほっとできる佇まいは重要ですよね。

次はシンボルツリーを植える予定なので、その際確認に行こうと思っています。

HokuouHouse外構

そうなると。。。。
ようやくオープンハウスにお招きできるかもです。
間が大分開いてしまったのであまりタイムリーでないですが、住み始めてまたいい雰囲気になってきました。
告知は改めてさせていただきます!

| Hokuou House | 17:13 | comments(0) | trackbacks(0)
断熱検査での注意点〜隠れる前に
防蟻処理

先日、「House in Funiture」の断熱検査が行われました。
通常の工事ですと、役所・審査機関の検査のない項目なのですが、住宅性能評価を受けているこの物件では必須の検査です。
私はこういった検査とは別に、各工程毎検査を行っているのですが、役所・審査機関の断熱検査を受けるのは初めて。
どんなところをチェックするのかな?と注意深く観察させていただきました。

断熱材

検査のほうはほぼ問題なく合格。
ただし・・・
私のチェックではイロイロと問題視するところがあり、そこは是正してもらう事になりました。
Blog等でそういった指摘をすると誤解を招きそうですが・・・
基本的に今回の工務店は非常に優秀でキチンと施工できているからこそあえて記載させてもらっています。
※今回の指摘は高い断熱基準としている場合の問題である為、全ての施工現場に当てはまるわけではありません。

まずは上の写真のような筋交部分の施工。
検査員もここは難しいですよねと合格としましたが、メーカーの施工要領書に基づく施工法で直してもらうことになりました。
写真のような施工ですと、断熱材が上手く入らないところが増えてしまうのと、断熱材と一体となっている気密シートの施工がキチンと行えないからです。

大きな問題は二つ。
オーバーハングの断熱材の気密シートの施工が抜けていました。
この部分は最も断熱施工が難しい部分。
検査時には隠れてしまっていた部分ですが、施工手順等を確認すると施工されていないことが発覚。
断熱材を一旦はがして是正する事に。

もうひとつは断熱材の貼り方。
これは同じ断熱材を使った際に、施工中に断熱材が大きくずれてしまっている状態を目にしたことがあるから。
その時は、工務店がキッチリと施工したのに下がったものを直すのか?施工不備はない。
とかなり反発されたのですが、実は施工要領書と断熱材の袋に書かれた注意事項を守っていなかった事による垂れ下がりだった事が判明。
今回もソレと同じ注意事項が守られていなかったので、ズレ下がる前に直していただく事になりました。

断熱材充填

サッシ廻り等できちんと断熱材が充填できない部分はしっかりと発泡断熱材を充填していました。

釘打ち確認

前回の躯体検査で抜けていた釘の施工確認。
キチンと施工されていました。

壁の一部で下地を現段階で入れておかなければいけない部分を是正指示。
このまま放置されると耐力壁が効かないことに。。。
危ない危ない。

サッシ廻り

サッシ廻りの防水施工の確認。
問題なし!
キチンと通気の経路も確保されておりすばらしいです。

通気部材

新しく採用した通気部材。
日に日に建材も進化しています。

通気部材

防鼠・防虫材の施工確認。
壁の中に空気の通り道を作っているのですが、そこに鼠や虫が入りにくいように施工します。

ラス網

通気ラスの施工確認。
キチンと下から順番に施工されていました。
施工の順番はとても大事です。

工事が進んでしまうとどのような手順で施工したかはわからなくなってしまいます。
工事を先読みして確認をおこないますがなかなか難しいんですよね。

| House in Funiture | 13:34 | comments(0) | trackbacks(0)
見えなくなる部分こそ大事〜防水工事・ホウ酸防蟻工事
HouseinFunitureサッシ防水

上棟後とても重要なのが防水工事。
サッシや外壁、屋根が完成するまでの間いかに早く雨から家を守るかが重要になってきます。
今回は大雨に何度も見舞われてしまいましたが、その環境の中ではとても綺麗に保てていたと思います。

その秘密のひとつが床の合板に撥水塗装を施していた事。
そのおかげかあまり躯体に水が浸み込むことなくやり過ごせたようでした。

この時期は天気予報を確認しながら監督さんがいろいろ段取りを苦慮するところなのですが、だからといってただ工事をあせって行ってもいけません。

今回はサッシの防水効果を向上させる為、上の写真のような部材を取り付けています。

HouseinFunitureサッシ防水

この緑色の部材は立体成形された特別な材料。
サッシ廻りの弱点を補うものです。
ただ外壁にサッシをつければ良い訳ではないんですね。
防水には順序があって、水の流れと逆の順番で防水層が形成される必要があります。

防水性能を上げる為にはじっくり施工を行う必要が出てきて、この手間が後の家の寿命をながくするのです。

HouseinFunitureサッシ防水

サッシが取り付けられた状況がこれ。
この緑の部材の下に防水シートが差し込まれ、サッシには上から防水シートが被せられるように施工します。

HouseinFuniture防蟻処理

もうひとつ防水シートを施工する前に施すのが防蟻処理。
今回は半永久的に効果の持続するホウ酸による防蟻処理を施しました。
ホウ酸は人体には無害で蟻には効果のある材料。
最近はその効果が注目され採用実績を伸ばしているようです。

しかし、雨にぬれ流れてしまうと効果が期待できません。
施工は二度に分けて行いましたが、
雨で一部流れてしまったので部分的にもう一度ぬってもらっています。

防蟻材には色がついているものも多いのですが、この材料は無色の為はっきりいってどこに塗られたか後からでは解りません。
その点は改良すべきだなと思いました。
でも、不純物を混ぜる事で効果が落ちてしまっても意味がないので仕方がないのですかね。

HouseinFunitureFRP防水

屋根の防水工事も進んでいます。
ガルバニウム鋼板を使った部分はさほど注意が要りませんが、陸屋根部分のFRP防水はとても重要な箇所になります。
屋根の上に下地を組み、必要な勾配をとれるようにしています。
施工に先立ち重要なのが掃除。
念入りにゴミやチリを取り除きます。

HouseinFunitureFRP防水

角の部分が滑らかになるように三角の部材を置き、コーキングなどでスキマを埋めます。

HouseinFunitureFRP防水

この作業がいい加減だとやはりFRP防水の寿命が短くなってしまうので重要です。

HouseinFunitureFRP防水

プライマー(塗装の付がよくなるもの)を塗布しています。

HouseinFunitureFRP

その後、このガラス繊維のマットを敷き並べながらFRPの樹脂を塗り込んでいきます。
そして最後に専用の塗装を塗れば完成です。
今回は最後まで作業を見届ける事はできませんでしたが、ここまで防水工事が進めば一安心です。

風と雨から守られいよいよ家らしくなってきました!

| House in Funiture | 20:42 | comments(0) | trackbacks(0)
住宅性能評価の現場検査はちょっぴり安心?〜躯体検査の要点
HouseinFuniture性能評価検査

先日「House in Funiture」の躯体・金物検査がありました。
本来中間検査のいらない物件でしたが、今回は住宅性能評価の建設評価も受けているので躯体の構造に係る検査がありました。

性能評価を受ける事自体は初めてではなかったのですが、これまでは設計の審査のみで建設評価まで受けた事はありませんでした。
(耐震性能を上げた際に地震保険の割引やエコポイントは設計評価のみでOKなのと、費用も余分に十数万円かかる為)

検査には性能評価機関の審査官の方がくるのですが、一般的な中間検査の時に比べかなりしっかり確認していきました。

性能評価の検査も法令検査(中間検査)を同じ会社が行っている事が多いのですが、チェック項目がかなり違うみたいですね。

HouseinFuniture釘打ち

今回、指摘を受けたのは外壁の釘の間隔。 150mm間隔に入っていなければならないものが160mm前後となっている場所が多数見受けられました。

HouseinFuniture釘打ち

そして、釘の位置が端により過ぎて割れてしまっています。
合板の端から離さないといけない距離が足りず打ち直しです。
合板と合板のスキマはピッタリ埋めてはいけません。
キチンと離して施工しているからこそ余裕がなくこうなってしまいます。

その他、釘の頭が入りすぎてしまっていたり、いろいろと私からも指摘をしました。
普段であれば、審査機関の方から釘の間隔までの指摘はないので、とても助かりました。

ほんと、コレがとても厄介なのです。
検査官が指摘しなかった事を私が指摘・是正させるととても嫌な顔をされるのです。
場合によっては、「そんな事を言われた事はない。そんなことしなくて大丈夫。厳しすぎる。現場を解ってないのか!」の様な感じでなかなか取り合ってくれない事も。

職人の中には検査で合格したんだからそれ以上のこと言うなと・・・
といった態度が滲み出てくる人もいて、結構パワー使うんですよね。
でも、それは間違いなんですよね。
検査はあくまで部分的なチェックで全てを確認しているわけではないのです。
ですので、「検査合格」という言葉は使わず「検査済」という事になっているのだと思います。
冒頭の検査後に頂いたシールも「検査済}となっています。

HouseinFuniture釘打ち

検査後も引き続き細かく確認。
特に部屋内側から見て釘が飛びぬけているところは要注意です。
ズレてしまった箇所をキチンと打ちなおしているか? 下地の位置が間違っていないか等確認します。

釘の打ち忘れ

そして見つけてしまったのが、床の合板を止める釘の打ち忘れ。
聞けば、時間がなくとりあえず他を優先したのでまだ打ってなかったところがあるとの事。
ここは職人さんの言葉を信じるとして、こういったケースで打ち忘れてしまうこともあるかと思います。

このように、厳しくチェックしていたにもかかわらず、見落としがあるものです。
それは私自身のチェックでも言えること。
現場監理って難しいんですよね。

例えると何人いるかわからないウォーリーを探す様なもの?
これで伝わるかな?(笑)
どんなミスがあるか解らない状況でそれを見つけ出すのは簡単なことではありません。。

ですから現場を確認する目はいくら有ってもいいですよね。
そのために余分に10数万円掛かる事をどう考えるか・・・
悩ましい選択ですね。

とにかく重要なのは、ミスがあると疑って検査を行う事
構造上重要な部分を重点的に行い、ミスしやすい箇所を確認する事ですね。
ミスがあった場合はそのことを責めるのではなく、”気持ちよく”是正してもらう事が最重要です。

その他、防蟻処理や屋根の防水の施工風景も撮ってきたので次回UPしたいと思います。

| House in Funiture | 09:00 | comments(0) | trackbacks(0)

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建築家・今野暁史(こんのさとし) 東京都内を中心に、埼玉県、千葉県、神奈川県の新築戸建住宅の設計・監理や、中古マンションのリフォーム・リノベーション業務を中心に行っています。
土地探しからのご相談や、具体的でない物件の建築相談等もお受けしてます。
”ライフスタイルをデザインする”をモットーにデザインのみでなく、住まい手の快適性・利便性の良い住まい造りを目指しています。
家事楽な住まいや子育てを愉しむ住宅、頭の良くなる子が育つ家などのアイデアを盛り込み、北欧モダン、和風モダンといった落ち着きある心休まる空間作りを行っています。
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