建築家の建築作品集・Webオープンハウス-工事監理〜竣工写真編

建築家・今野暁史の建築作品集です。
現場監理から竣工まで建築家目線で現場をレポートしていきます。
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自由自在の床暖房〜部屋の隅までポッカポカ
断熱材施工

Maple Houseも工事は着々と進行しております。
上は屋根断熱を施したところ。

天井断熱

この家は屋根の部分によって天井断熱と屋根断熱を組み合わせていてちょっと複雑なのですが、壁にもぎっしり断熱材が詰められました。

窓防水

サッシの周りは防水部材を利用して漏水を防いでいます。
万一サッシの裏側に水が廻ってもこの部材を通じて躯体を濡らさずに外に排出します。

設備配管

現場では設備配管の工事を行っています。
食洗機の位置やキッチンの排水位置など確認し、指示しています。

床暖房施工中

床暖房の工事が行われました。
今回採用の床暖房は現場で配管を通すタイプ。
予め施工したパネルの溝にパイプを通していきます。

重要なのは管は継ぎ目無く施工する事。
漏水リスクを減らすだけでなく将来的にパイプに不純物が付着し詰まらせるリスクも減らす事ができます。

床暖房細部 床暖房施工

さらにフロアコンセントの設置位置や、窓の周りなどかなり細かく配管を施す事ができるという利点があります。
これが一般的なパネル形状の床暖房と大きく違う点。
今回は北向きの大開口なのでコールドドラフト対策としてギリギリまで施工していただきました。

床暖房端部

パネルには往きと帰りのパイプが交互に配管されます。
それも温度ムラを減らすための工夫なのですが、それ故偶数本で配管しなければいけないため、割付が重要になります。
表面の黒い金属は配管の熱をムラを抑えて周辺に伝えるためのもの。

現場にはフローリング材が納品されていました。
この床暖房の工事が終われば、フローリングが施工されます。

| Maple House | 23:06 | comments(0) | trackbacks(0)
中間検査完了〜建物の明るさチェック
吹き抜け

先日、Maple Houseの中間検査が行われました。
木造三階建ての住宅の為、中間検査は二度目。
横浜市の確認申請は日本屈指の厳しさの為、検査も厳しいと予想しましたが、3人の検査官が入念に金物等を確認してお帰りになりました。
一部、図面を見る階数を検査官が間違えて指摘された時は少々焦りました。
もし、間違って施工されていたらかなりのやり直しになるところだったので(笑)

今回の検査は、金物や合板といった体力的要素の確認。
その為、サッシは取り付けられていませんが、開口部の位置などが決まり明るさなどが確認できるようになりました。

この建物は、窓を北向きに向けて計画しているので明るさが少々心配でしたが大丈夫そうですね。
今は覆いで包まれているので若干暗いですが、外されればもっと明るくなるはずです。

しかし、なぜ開口を北向きにしているのか?
それは工事用のシートが外されるとその訳がわかる筈です。
その時まで少々お待ちください。

天井下地

天井の下地が組まれています。
梁下ギリギリでの施工の為一度で施工できない部分があり、多少手間がかかります。
下地の状態もきれいですね。

SE金物接合部

SE工法の接合部。
在来工法の接合部と違って余分な金物が飛び出ないのが特徴です。
今回は耐火の関係で露出させることはできませんが、柱や梁を露出する場合等は美しい仕上がりとなります。

バルコニー下地

バルコニー部の下地組です。
排水勾配を取る為、斜めに施工されています。

内樋

屋根の防水下地も施工されました。
これでサッシが取り付けられれば、雨仕舞いはまず心配なくなります。

まだこの時点でキッチン等の方針が決まっていない所がある為急いで決定しなければなりません。
排水経路などシビアな部分があるため、内部の工事が進む前に調整の必要があるためです。

| Maple House | 03:31 | comments(0) | trackbacks(0)
SE工法の建て方〜上棟しました
SE工法建て方

Maple Houseの建て方が行われました。
三階建てで奥行きがある建物なので巨大なクレーンが現場に運ばれました。

SE工法建て方

SE工法が他の木造と異なるのは接合部が金物によって行われるということ。
木造在来工法の弱点は接合部の欠き込みが大きくなることがあげられますが、SE工法であれば柱の切り欠きは最小限で済み、柱の破損を防ぐことができます。

SE工法金物

スキップフロアなどの納まりもSE工法が得意な部分。
梁に金物を取り付けることでこちらも欠損が無く安全に接合ができるようになっています。

ヒートブリッジ対策 ヒートブリッジ対策

柱脚部分はそこに生じる力に応じて納まりが変わってきます。
アンカーボルトが取り付く柱は柱脚金物を介して柱が取り付きます。
金物は熱伝導率が高く結露の恐れがあるため、断熱材を詰めています。
コレは設計側の指示というよりは工務店が独自に行う工事で正直ここまでの配慮が必要かの判断が難しいところ。

ヒートブリッジ対策

そして、極めつけがこれ。
金物の側面部分にも断熱シートを取り付けていました。
もちろん、これらの工事はしたほうがいいに決まっているのですが、費用対効果といったところで本当に必要かどうかはキチンと検証が必要な気がします。
(見積上は計上されませんが、実際この手間と材料費はかかっているはずですからね)

しかし、外張り断熱の際は問題ないと思いますが、充填断熱の場合は湿気が入り込めば結露の原因になりうると思います。
通常の木造住宅と違う部分だけに判断に迷うところです。

SE工法建て方

梁はドリフトピンと呼ばれる金物を埋め込み、柱側の受け金物に引っ掛けるようにして取り付けます。

SE工法金物

この金色の金物がドリフトピン。
ねじ山が無いのが特徴です。
このピンで接合されているというのがちょっと不思議ですよね。

SE工法

接合されるとこのようになります。
金物が露出しないので非常にスッキリしています。

建て方

建て方中に問題が発生。
梁が重すぎて上手くレーンで吊り上げられないという事態。
梁の片側をクレーンで持ち上げ、半分は人力で持ち上げました。
万一クレーンが倒れてしまったら大変ですからね。

オーバーハング部

オーバーハング納まりとなる部分。
斜めの部材でトラスを形成しもたせます。

吹き抜け部分

垂木も施工され、吹き抜けのボリュームも見えてきました。
通常の二層より抑えた高さで、空間の大きさに合わせて調整しています。

垂木施工

施工している姿を見ると足がすくみます。。。
垂木の転び止め兼、気流止めの木材を施工しています。

基礎周り

基礎廻りも段差がある複雑な構造ですが間違いなくキチンと施工されていました。

胴縁

この後は間柱という外壁と内壁の下地財を施工し、合板等を貼っていきます。
床合板は建て方と同時に施工しているので作業がスムーズですね。
ほとんどの部材がプレカットされているのであっという間です。

| Maple House | 09:53 | comments(0) | trackbacks(0)
コンクリートの施工確認・基礎の防水工事
防水処理中

Maple Houseの型枠が外されました。
型枠脱却後に防水処理を施しています。

基礎防水

敷地との隙間にあまり余裕が無いので基礎の内側から施工しています。
ローラーで塗り残しの無いように注意しながら施工しています。

防水処理 防水処理

基礎の色が濃いところが防水処理を施した部分。
通常は防水処理を施すことが無いのですが、今回はコンクリートの打ち継ぎ部分が地中に埋まる為防水処理を施しています。

基礎

今回の敷地は高低差があり、斜線制限から逃れる為に一部半地下のような格好になっています。
その為、防水が必要なんですね。

基礎防水

防水処理は外側から塗膜性の防水を施しています。
基礎の防水は色々な方法があって選択に悩むのですが、今回は地下水位がそれほど高くないこと、傾斜地である為水が滞留しないであろう事を考慮して選択しました。

スポットヒーター

現場の防水はまだ一度目の段階。
コンクリートの補修をした上にシーラーといって防水塗装の付着が良くなる処理した後に一度塗ったところです。
この後乾燥させてもう一度塗るのですが、乾燥待ちです。
その時に役立つのがスポットヒーターなんですが、余掘りが足りなく使えなかったようです。。。

防蟻断熱材

断熱材は基礎の外側に施す予定です。
防蟻断熱材といって防蟻剤を含浸させた断熱材です。
基礎に断熱材を施す場合はコンクリート打設の際に同時に打ち込む事が多いのですが、コンクリートの打設に問題が無かったかを確認する目的と、防水処理をキチンと行う為後貼り施工としています。

基礎コンクリート

それにしてもコンクリートがとてもキレイに打ててました。

貫通部防水

基礎に段差を多く設けているので心配でしたが、問題なさそうですね。

アンカーボルトチェック

アンカーボルトの位置などもズレてなさそうで良かったです。
ひとまず安心です!
次は建て方。
SE工法の上棟を公開する予定です。

| Maple House | 03:02 | comments(0) | trackbacks(0)
建築現場はナマモノだ!〜生コンクリート打設
コンクリート打設

Maple Houseのコンクリートの打設が行われました。

アンカーボルトの据付

現場に到着するとまだミキサー車が到着しておらず、急ピッチでコンクリート打設の準備をしていました。
アンカーボルトなどの位置の調整や型枠の追加、現場の清掃など。
複数の職人さんたちが忙しそうに動き回っています。

※アンカーボルトとは柱を直接基礎に緊結する為の金物。
SE工法での施工なので特に精度が重要になります。
今回は桟木を使ってアンカーボルト固定治具としていました。

生コン

ミキサー車が到着する前にポンプ車のセッティング。

スランプ試験

コンクリートは打設時に試験を行うのですがスランプ値、ワカービリティーともに規定範囲内。
現場で打設されているコンクリートの硬さも目視で確認し問題ない事を確認しました。

コンクリート打設

コンクリートの打設状況。

コンクリート打設

長いポンプの管の先からコンクリートが次々と打ち込まれています。

天端均し

コンクリートが打ち込まれたそばからバイブレーターという振動棒を使ってコンクリート内の余分な水分を除去します。

天端均し

また、別の職人さんが追っかけるように余分なコンクリートを除去して、天端を均しています。

コンクリートの目安線

その際に目安にするのが型枠に予め引かれた線と釘。
水分が抜けて沈み込む分を見込んで調整していきます。

コンクリート打設

生コンクリートは”生”という字がつくようにナマ物なんです。
固まるまでの間の勝負。
スピードが重要でより良いコンクリート打設のために職人さんたちが頑張っています。
建築と生という言葉がなかなか結びつきませんが、ナマ物故に職人さんの技能に結構左右されるもんなんですよね。
だからこそ、現場での確認や指示も重要になります!

| Maple House | 23:54 | comments(0) | trackbacks(0)

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